匠の技
私たち石職人はただお墓を作っているというわけではありません。
長い歴史の中で伝統に育まれた匠の技。
オールストーンの石職人たちはその匠の技で世界の銘石庵治石をつくり続けています。
加工技術
庵治石はたくさんの長所を持つ最高級の石材です。
○非常に硬く
○風化に強く
○美しさが長持ちする
○細かい細工が可能
○磨けば美しい「艶」と「斑(ふ)」
長い年月の中で熟成されたその庵治産地の匠の技は、今のハイテク化した加工技術にも脈々と息づいています。
オールストーンの石職人たちは皆、究極の匠の技で、誇りを持って“世界の銘石・庵治石”を使った製品をつくり出しています。石職人が魂を込めて作り出す美しい造形の一部をご紹介します。
額縁加工
庵治石は非常に硬く、風化に強く、美しさが長持ちする・細かい細工が可能・磨けば美しい「艶」と「斑(ふ)」が出る・・・などなど、たくさんの長所を持つ最高級の石材です。
長い年月の中で熟成されたその庵治産地の匠の技は、今のハイテク化した加工技術にも脈々と息づいています。
オールストーンの石職人たちは皆、究極の匠の技で、誇りを持って“世界の銘石・庵治石”を使った製品をつくり出しています。石職人が魂を込めて作り出す美しい造形の一部をご紹介します。
曲面加工
石材に丸みをもたせる加工のひとつです。平面と違い、曲面は全て石職人の手作業で行われるため、熟練の技術が必要です。主に、墓石の上部や、花瓶花立、デザイン墓石などに用いられます。オールストーンの石職人は、究極の匠の技で加工いたします。
銀杏面加工
お墓の仏石、上台、下台などの面の部分に丸みをもたせる加工のひとつです。銀杏の実のような柔らかな丸みを付けることで高級感のある見た目に仕上がるため、人気の高いデザインでもあります。丸みを帯びることで角が欠けにくくなるという実益も兼ねた加工になっています。
蓮華加工
仏教と密接な関係がある蓮華のお花。お釈迦様が蓮華の上で瞑想している絵が描かれたことなどから極楽浄土の象徴とされ、好まれるモチーフのひとつです。この台座をお墓に付けることで成仏の証となり、最も供養の証としてありがたい形です。最近では伝統的な和型のお墓だけでなく、デザイン型・洋型のお墓にも装飾されるようになりました。
水垂れ加工
台座部分になだらかな傾斜を付けることで、水はけを良くする加工です。雨水が汚れを一緒に落とすので、長期的に見ても汚れが残りにくいという利点があります。見た目にも高級感が生まれ、デザイン性を重視した切り出し加工など様々な方法があります。
亀腹加工
文字通り亀のお腹のような曲線を出す加工法で、高級感を演出します。高級型墓石の台座によく使われ、水はけがよく水垢が付きにくいというのも特徴です。
手加工品
お墓の手前にあるお線香を立てる香炉や、花瓶花立、蓮華座、近代的な曲線美を活かしたお墓などは全て石職人の熟練の技によって作られます。目につきやすく実用性も求められるので、石職人の腕の見せ所といえます。
ビシャン
ビシャン仕上は金づちの面が硬質特殊合金のピラミッド状になっており、この面のたたきによって表面加工するものです。6枚・8枚・12枚の刃を使い分け、仕上げていきます。
【使用場所】
・飛び石
・お墓の外柵
・通路の張り石 など
小タタキ
この仕上はビシャン仕上面をさらに小タタキ用両刃にてたたき仕上げます。従って表面には刃あとの横筋が見られます。この加工法は非常に高級な仕上であり、仕上の種類の中では最も手間隙をかけた仕上げです。
【使用場所】
・墓石
・各種彫刻品
・庭灯篭
・モニュメント など
ノミ切り
小割した原石の表面を平らに仕上げる際に、ノミとせっとうを用いて大きいコブや凹凸を落とし、整えていく加工です。
【使用場所】
・飛び石
・お墓の外柵
・通路の張り石 など
バーナー
機械切仕上をした表面を特殊装置によって強烈な火炎で焼き、造石結晶群をはじきとばして表面を仕上げる加工です。
石の表面をジェットバーナーの炎で加熱し、雲母が剥ぎ取られるので、滑り止めなどに効果的です。
【使用場所】
・通路の張り石
・水回り など